釣りをしていると、さまざまなトラブルがおきます。
その結果、せっかくの時合いを逃してしまい悔しい思いをしたことはありませんか?
今回はそんな船釣りでよくあるトラブルの、原因と対策を簡単に紹介したいと思います。
根掛かり
釣りをしていてどうしても逃れられないのが根掛かりです。
根掛かりとは針や仕掛けなどが海底の岩、海藻、サンゴなどの障害物に引っかかってしまうことをいいます。
原因
着底してから仕掛けやルアーをそのまま放置したり、底をずる引きしたりすることにより岩や海藻、障害物などに針が引っかかり根掛かりしてしまいます。
また根がかりと魚のアタリを間違えてアワセを入れることにより、針が深く障害物にささることもあります。
対策
- 着底感が分からなくなるので糸フケを極力なくす。
- 着底してから放置しない。
- 魚のアタリか根掛かりか、どちらか分からないときは一瞬待ち、魚の引きがあってからアワセる。
- 船長からのアナウンスで根掛かり注意と言われたら気を付ける。
- 最悪どうしても外れない場合は、竿とラインを一直線になるようにして、リールのスプールを抑えながらゆっくり引っ張ることにより、結び目のところから切れるか、針がのびて外れることもあります。
オマツリ
釣りの代表的なトラブルのひとつオマツリです。
他の人と糸や仕掛けなどが絡まってしまい、糸をほどく、リーダーを組み直すなど時間をついやしてしまいます。
特に混んでいる乗合船ではよくおきるトラブルです。
原因
釣り人同士の距離が近い、潮が速い場所で軽い錘やルアーを使い流される、青物など掛かった時に走られるなど。
対策
- 潮の流れにあった重さのルアーを使う。
- 仕掛けやルアーを落とすときはサミングをする。
- いつまでも糸を出しつづけないようにする。
- 青物など、できるだけ走られないように、魚を素早く釣り上げることを心がける。
- 船宿で指定された錘の号数、糸の太さを使用し同船者とあわせる。
ラインブレイク
糸やリーダーが切れてしまうことを、ラインブレイクといいます。
せっかく魚がかかったのに悔しい思いをしないようにするためにも、ラインブレイクは自身である程度防ぐことができます。
原因
釣る魚に対して糸が細すぎる、リーダがしっかり組まれていない、適正なドラグ設定ができていない、糸に傷がはいっているなど。
対策
- 対象魚にあわせた糸の太さを選ぶ。
- 結びの締め込みをしかっりとする。
- 使用ラインや対象魚に合わせたドラグ設定をする。
- 根掛かりやオマツリなどをしたとき、歯の鋭い魚を釣った後などには糸のチェックをする
- 古い糸を使いつづけないようにする。
バックラッシュ
バックラッシュは、スピニングリールよりもベイトリールでよく発生するライントラブルです。
スプールの回転が、ラインの出るタイミングよりも早くなってしまった時に、ラインが絡まることをバックラッシュといいます。
原因
ルアーや仕掛けを投入した時に、糸が出るスピードが速くなったり遅くなったりする変化に、スプールの回転が追随できなくなり、止まっている先のラインとぶつかり、ラインが膨らんで絡まってしまいます。
対策
- メカニカルブレーキの調整をする。
- ルアーや仕掛けをフォールさせるときも指で軽くラインを抑える。
- 根掛かりや魚が釣れたときにも指で軽く押さえクラッチをきる。
エビ(フック絡み)
ジギングでメタルジグなどを使っていて、メインラインにリアフックが絡み、逆さま状態になることを言いいます。
原因
ワンピッチジャークなどの、アクションを行う際などに出てしまう、糸フケにより起こります。
対策
- アクションを抑えめにする。
- 糸フケがでないように穂先からジグまでのラインを一直線にする。
- リアフックを付けない。
対策をすることで、少しでもトラブルを回避して釣果アップを目指していきたいですね
最後まで、読んでいただきありがとうございました。